KOSENEXPO

計測

見えずに困っている特性分布を手軽に可視化できます!~LCTFハイパースペクトルカメラ~


若生 一広
仙台高等専門学校総合工学科教授
発表日時
10月25日(火)
14:10-14:40
連携活動のベースとなる既存技術や従前からの活動概要

肉眼では見えない種々の特徴分布を「見える化」できる、液晶波長可変フィルタ(LCTF)を搭載した分光カメラを企業と共同開発し、実用化している。複数の超小型人工衛星に搭載され、植生分布、漁場探索、地球温暖化解明などに活用されたり、ドローンや手持ち撮影で食物の生育状況・複数成分の解析や製品の異常検出ができるなど、多くの分野で活用されている。

参加企業等と⾏いたい具体的な連携活動

開発したLCTF分光カメラは、医療・バイオ(早期がん検出、蛍光分析)、農林水産(収穫予測、漁場探索)、工業(異物検出、異常検出、劣化解析)、食品(成分分析、品質管理)など、多くの分野で活用可能であるため、困っている具体的な事例を提示頂いて撮影・解析を行い、更なる展開に繋げていきたい。

連携活動の特徴
  • 手持ちサイズのカメラとPCで構成されており、屋内だけでなく屋外の現場でも撮影可能
  • 可視域~近赤外域(波長400nm-1600nm)の広い範囲を1nm刻みで1台で撮影可能
  • 見たい特徴の「分布」を解析可能
参加企業等がメリットだと思う、連携活動により期待される成果
  • 見えない特徴分布を「見える化」して解析可能
  • 共同開発している企業からLCTF分光カメラを販売することも可能
  • アプリケーション、ニーズにより、LCTFの設計を変更して最適化可能