KOSENEXPO

情報

眼球運動計測を用いた客観的な感性評価


中古賀 理
鳥羽商船高等専門学校情報機械システム工学科助教
発表日時
10月28日(金)
14:10-14:40
連携活動のベースとなる既存技術や従前からの活動概要

非接触計測である眼球運動計測は、視線の動きはもちろん、様々な認知状態によって変化する瞳孔の大きさも明らかにすることができる。これまでは、眼球運動計測から得られる瞳孔反応を用いて、ヒトの感情状態を推定する研究に従事してきた。

参加企業等と⾏いたい具体的な連携活動

眼球運動計測は計測精度の向上と、移動状態での動きも計測可能であることから、あらゆる場面での計測が可能である。それを活かして、マーケティングや作業中の眼球運動計測を行い、あらゆる状態の客観的指標として分析することができる。

連携活動の特徴
  • 視線追跡を用いたマーケティング調査(購買意欲の可視化など)
  • 作業員の視線情報の分析(熟練度の数値化)
  • 瞳孔反応を用いた感性評価(感情分類など)
参加企業等がメリットだと思う、連携活動により期待される成果
  • アンケート等の主観評価に依存しない、客観的な製品・パッケージの評価が可能
  • 熟練者の視線情報を分析することで、熟練度の向上やノウハウの継承が可能になる
  • 非接触計測かつ移動状態で計測可能であるので、あらゆる場面における計測が可能