連携活動のベースとなる既存技術や従前からの活動概要
フェムト秒レーザーを材料表面に照射することで、セミの翅表面にあるようなナノサイズの凹凸を付与することができた。これによりレーザー照射前よりも抗菌性が高まることを確認している。また,抗菌性は形成される凹凸の形状依存性があることを明らかにした。
参加企業等と⾏いたい具体的な連携活動
現在は、大腸菌に対してのみ抗菌性を確認しているため、その他の菌に対する試験を行いたい。さらに実際の生体材料においての効果を評価したい。
連携活動の特徴
- 生物を専門とする坂元知里准教授の研究室と協働して連携活動を行います。
- 表面分析にはSEM,SPM,EDS,ラマン分光などの知見を用います。
- 表面の評価にボールオンディスク、往復動などの摩擦摩耗試験を行います。
参加企業等がメリットだと思う、連携活動により期待される成果
- 材料の特性を変化させずに抗菌性を付与した新しい材料の開発