KOSENEXPO

環境

環境緑化に根ざした画像解析によるグランドカバー植物の繁茂状況測定


林 龍穀
富山高等専門学校制御情報システム工学専攻2年
発表日時
10月28日(金)
15:30-16:00
連携活動のベースとなる既存技術や従前からの活動概要

現在、沖縄では降雨後に赤土が海に流出し景観を損ねるばかりでなく、珊瑚礁などの海洋生物に害を与える問題を抱えている。本取り組みは「クラピア」という塩害に強く、一度繁茂すると雑草が生えにくいグランドカバー植物を繁茂させることにより赤土の流出を防ぐ試みをおこなっている。現状,沖縄をはじめとしたいくつかの地域で実地実験をおこなっている。

参加企業等と⾏いたい具体的な連携活動

クラピアの栽培面積が小さい場合は、人力にて雑草繁茂区画や枯れている区画を調査することが容易であるが、栽培面積が大きい場合はドローンからの航空画像を用いて画像解析することにより調査を簡便化することができる。本研究では、クラピアの栽培面積が広大になった場合においても繁茂状況を調査可能にすることを目的としてドローンを用いた画像解析システムの構築を試みたい。

連携活動の特徴
  • ドローンによる画像解析可能な画像取得
  • ターゲット植物の繁茂面積の測定
  • 機械学習を用いたターゲット植物とそれ以外の植物の判別
参加企業等がメリットだと思う、連携活動により期待される成果
  • カーボンニュートラルが提唱されている現在、環境緑化は魅力的なテーマである
  • すでに実地実験においてクラピアの繁茂が行われているためデバイス調達とソフトウェア開発に注力することで結果を出せる
  • ターゲット植物とそれ以外の植物を画像で分類する技術は、植物以外の対象においても転用が効く