環境
現在、沖縄では降雨後に赤土が海に流出し景観を損ねるばかりでなく、珊瑚礁などの海洋生物に害を与える問題を抱えている。本取り組みは「クラピア」という塩害に強く、一度繁茂すると雑草が生えにくいグランドカバー植物を繁茂させることにより赤土の流出を防ぐ試みをおこなっている。現状,沖縄をはじめとしたいくつかの地域で実地実験をおこなっている。
クラピアの栽培面積が小さい場合は、人力にて雑草繁茂区画や枯れている区画を調査することが容易であるが、栽培面積が大きい場合はドローンからの航空画像を用いて画像解析することにより調査を簡便化することができる。本研究では、クラピアの栽培面積が広大になった場合においても繁茂状況を調査可能にすることを目的としてドローンを用いた画像解析システムの構築を試みたい。